第109回カットコンクール優秀作品「古代の扉」
作品名:「古代の扉」
作者:ブリジット・オーウェン【モロッコ/カサブランカ】
ほほぉ、これは神秘的でありながら笑顔が豊かな作品ですな。何やら古代の神殿的なゲートをイメージさせる扉から羽が生えた紳士的な人物が「やぁ」と飛び出てきているわい。毎度お馴染みの紳士作品と言えますな。そのゲートの横には何やらボタンのような丸いものがあり、陽気でステップの一つでも踏んでいそうな首が若干長めのネコ的な生物が押している。きっと、これがこの古代の扉を開けるボタンだったのかもしれませんな。アトランティスなどの古代の時間軸と繋がっているゲートの可能性がありますな。紳士もネコも驚きもせずに笑顔でいらっしゃるのが吉兆よ。これはネコの体の意識が古の情報を持っていて、扉を開けるボタンがどれなのかを既に知っていたのかもしれませんな。「焦らず今に集中していれば、動揺せずに全てを知っている状態になりますよ。」というようなメッセージが扉の中から聞こえてきそうな雰囲気だけがある作品。紳士のズボンがゆったりめで余裕を感じさせられるという理由で今回の優秀作品に決定しました。(教頭)
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