第17回カットコンクール優秀作品「テレビなダンシング」
作品名:「テレビなダンシング」
作者:デルドロ・デ・スズキ【ブラジルサンパウロ】
はじめまして、私はシノビの友人の長老と呼ばれている者です。協会の方に少々お茶を飲みに来たところなんでございます。そうしたところ、ちょうどカットコンクールなるものをおやりになっていて、優秀作品を選ぶと言う話ではないですか。これはこれは実に楽しげで身のある協会なんでございますね。そこで、私が今回評価をするという流れになっていたわけなんですよ。いやいや、なんとダンサブルでリズミカルな宇宙の踊りとでも言うべき踊りなんでしょう。いやぁ、驚きですよ。これは男性なのか女性なのかも分かりませんし、部族的な衣装なのかミニスカート的なお洒落なのか、微妙に分かり難いような、絶妙なスタイルを醸し出していますね。顔はテレビという映像装置を描いていて、よく見ると日本的な昭和の香りがあるんですね。そして、その中にもテレビがあって、ループをしていらっしゃるありがたいお顔です。これは人間界の仕組みを78パーセントの確率で描いているのでしょう。残りの22パーセントは駄作感なのかもしれません。靴下のようなものには20と13の数字が。これはなかなか深い数字ですね。地球でのあのイベント後の時代なのでしょうか。それとも、単なる数字を雑に並べただけなのでしょうか。とても魅力的な数字です。手の角度がちょうど日本の阿波踊り的でもあり、リオのカーニバルやベリーダンス的でもあり、「さぁ、皆さん、一緒に踊りましょうや」とでも軽快に言っているようで、思わず「そうですね」と言いたげになりました。お腹の十字やタワーのようなシンボル、ポケットに入っている四角い物体も気になりますが、さっぱり分かりません。そんな様々な要素があり、宇宙が全てを見ているようでもある不思議で愉快でダンサブルな作品と私は98%で思ったので、今回の優秀作品にさせていただきました。(長老)
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