第121回カットコンクール優秀作品「人見の宴」
作品名:「人見の宴」
作者:ハタム桜子【ヨルダン/アンマン】
なるほど、これは逆転の発想作品ですな。思わず「なるほど」と唸ってしまいましたわ。陽気に花見をしている若いサラリーマン風の者達が酒を酌み交わしたり、「今日は無礼講だよ。無礼講。」と酔っぱらって同じ事を2度程言っていそうな宴の様子を、桜達が見ていて、桜達も宴をしている様子を描いている。まさに花見ならぬ人を見ている「人見」という訳だ。サラリーマン達は人数が少ないものの、もう少しで羽目を外しそうな様子だが、そんな様子も桜達は笑顔で楽しんで見ている。これは人間界を「ほほぅ」と見ている第五次元世界のオカ協と共通していますな。「人間界には様々なストレスやアンバランスさ等がある事を私達は知っていますよ。それでも何の区別も無く人間界をいつでも楽しんでサポートしていますよ。」という自然の摂理がよく表れている作品に感じられる。サラリーマンの頭ネクタイの結び方が洒落ているし、こなれている感が生半可ではないので今回の優秀作品にした。(パンダ会長)
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