カットコンクール 一覧

第128回カットコンクール優秀作品「ファンタジー楽器商人」

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作品名:「ファンタジー楽器商人」
作者:ポン・カルロス【メキシコ/カンクン】

 ほほぅ、これまたファンタジーな作品が届いたものですな。アフロヘアーが似合う痩せた商人が実に怪しくインチキっぽいイメージに見えてしまうかもしれないが、ヒゲの長さとギターらしき楽器の肩への掛け具合がプロフェッショナルなご様子。扱っている楽器はどれもユニーク且つファンタジー。独特な形と味わいと趣きがあるのが味わい。ドラムスのバスドラのような打楽器にはMJの文字があるが、まさかとは思うがマイケルジャクソンを連想させるビートが聞こえてきそう。向かって右のスピーカーのような黒い箱的なものは若干大袈裟。「どんなものでも楽器だ。体と心も楽器。全ては楽器のように共鳴するものよ。」という言葉がビートにのってほとばしっていそう。そんなビート感とグルーブ感とアフロのワイルド感が相まったので今回の優秀作品になったのですよ。(教頭)


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第127回カットコンクール優秀作品「歌うマグカップwithハープ」

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作品名:「歌うマグカップwithハープ」
作者:メアリー・ソング【アイルランド/コーク】

 これは、なかなかユーモアとポップにとんだ作品だ。マグカップが楽しげに、そして陽気に唄っている様子を描いている。そして、マグカップの持つ所がハープになっているという何とも遊び心と工夫に溢れた代物だ。ありがちであり陳腐に見えなくも無いが、音符が歌っている様子を見事に表している。なぜマグカップが歌うのかは不思議と神秘の二言だが、実によい笑顔をされている点が吉の中の大吉。「さぁ、私と一緒に歌いましょうよ。ハープを自由に奏でてくださいな。歌は心身にハーモニーを与えてくれますよ。」という言葉を歌にしてお届け中。こんなマグカップで小粋にティーでも飲んでみたいものですな。マグカップの向かって右下の絵柄が、何とも独特なテイストなので今回の優秀作品にした。(パンダ会長)


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第126回カットコンクール優秀作品「エイプリルフール発見器」

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作品名:「エイプリルフール発見器」
作者:ジョージ・ジャクソン【アメリカ/ウィスコンシン州】

 地球へグルメツアーへ行ってましたが、やっと戻ってきましたよ。これは季節感を感じさせてくれる作品なり。どことなくソムリエ的な人物に見える髭が若干濃くて、もみあげが豊かな人物がエイプリルフール発見器なる装置を着けているなり。この人物は毎年きっとエイプリルフールなイタズラに、してやられている感があるのでしょう。この装置は、エイプリルフール現象を聴覚と嗅覚、そして第三の目的な直感で見破るというテクノロジーらしいが、鼻に装着するとチョビ髭みたいに見えている点がグッド。この装置で今年は大丈夫だろうと思うが、きっとまた今年もエイプリルフールの術中にはまる可能性が73%位の確率でありそう感が漂っているなり。しかし、人生は無常であり驚きが付き物で、それを味わう事も醍醐味なり。装置の尖がり具合がなんかヒーローっぽく見えるので今回の優秀作品にしましたよ。(しのび君)


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第125回カットコンクール優秀作品「宇宙テレビの受信」

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作品名:「宇宙テレビの受信」
作者:グエン・サム・フォー【ベトナム/ハノイ】

 これは宇宙規模な壮大な作品だ。宇宙からの電波を一旦電波塔で受信してから、何らかの信号に変換後、意識のパワーで受信しマインドのパワーで見るという宇宙テレビの受信法を伝授している。電波塔の柱の組み方が複雑気味だが、その配置法に電波塔製作職人の伝統の技が光る。宇宙テレビの信号を受信している僧侶のように見える者は何か楽しげ。それもそのはずで、放映されているテレビ番組は陽気でシュールな宇宙戦隊 モノだ。しっかりとテレビフレームまでもマインドのパワーでわざわざ作り出している点が吉。「マインドのパワーは半端ないし、現実を作る源でもある。」という、かの有名な言葉的な響きが気持ちいいので、今回の優秀作品にしたのである。したのである。(パンダ会長)


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第124回カットコンクール優秀作品「フライパンキャリーバッグ」

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作品名:「フライパン用キャリーバッグ」
作者:スパッツィオ12世【イタリア/ローマ】

 ほほぅ、何やら楽しげな作品が届きましたな。フライパンだけを運ぶという4タイヤ付きフライパン専用キャリーバッグだが、その運び方には斬新さと滑稽さの2つの要素が見事に調和していそうな作品。サイズによっては外側に少しはみ出すようだが、入れ方は横にただフライパンをおもむろに差し込み、柄の部分には、これまた専用の1タイヤ付きアタッチメントを配置して運ぶという独自の大袈裟なスタイルを取っている。果たしてこのスタイルでうまく運べるものだろうか?そもそも、フライパンをキャリーバッグで運ぶ必要性はあるのだろうか?という声があがりそうだが、そのような声はキャリーバッグの愛らしいシェフが「想像力には無限の可能性と遊び心があるものですよ。」という説得力がある言葉で帳消しになっていますな。シェフがかぶっているシェフ帽子のふわっと感が抜群なので今回の優秀作品にしましたよ。(教頭)


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第123回カットコンクール優秀作品「OBEマシン」

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作品名:「OBEマシン」
作者:バリー・ホール【バミューダ諸島】

 しのび君がまだ地球へグルメツアーへ出かけてなかなか戻ってこないので、久々の私の登場ですわ。今回のこの作品は革命的な神秘系テクノロジー作品ですわね。タイトル通り、OBE、つまりはOut of Body Experience、日本語だと体外離脱をさせてしまおうというマシンですね。大きな地球のスクリーン付きの車体に乗っている者がいて、特殊な杖か棒で行きたい場所を指せば、肉体から意識が離れてその場所へと飛び立つ事ができるというマシンなのですね。車的なハンドルとタイヤが見えていて、OBEとどのような関係があるのかなと思いましたが、これは単にマシンを移動させるための装置なのですね。神秘的かつユーザーフレンドリーなマシンですね。「多次元的な自分を知るための意識的なOBEがより自然に出来るマシンなんです。」という表現がありそうで、説得力がやや高めの作品。これはイギリスのことわざ「知識のない熱心さは、光のない火である。」やユダヤのことわざ「柔軟性を持っている者は、いくら年をとっても若い者だ。」を思い起こしたので、私の気持ちを察していただき今回の優秀作品にしたのですよ。(クレオ)


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第122回カットコンクール優秀作品「杏仁蒟蒻」

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作品名:「杏仁蒟蒻」
作者:テン・テンシー【台湾】

 ほほぅ、これはなかなかおもてなしの心な作品ですな。そして、杏仁豆腐業界への挑戦状的作品でもある作品。三角と丸の杏仁味の蒟蒻が串に刺さっていて、「杏」と書かれた専用の杏仁蒟蒻刺し具にしっかりと固定されていて、その安定感が頼もしい。しかし、タイトルと「杏」という文字が無ければ、どんな蒟蒻なのかはさっぱり分かり難いが、固さ的にどうかなという意見もあがりそうではあるもののスプーンでケバブのようにこそぎ落としながら食する、いわゆる「ケバブ式」を取っている点が新鮮であり斬新である点を忘れてはならない作品ですな。「独創的なアイデアから変容が始まるのでございます。」というおもてなしの心意気が嬉しい作品。真ん中の蒟蒻がこそぎ落とされた掛け具合が、月っぽくも見える点も忘れられないので今回の優秀作品に選出したのですよ。(教頭)


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第121回カットコンクール優秀作品「人見の宴」

sakura

作品名:「人見の宴」
作者:ハタム桜子【ヨルダン/アンマン】

 なるほど、これは逆転の発想作品ですな。思わず「なるほど」と唸ってしまいましたわ。陽気に花見をしている若いサラリーマン風の者達が酒を酌み交わしたり、「今日は無礼講だよ。無礼講。」と酔っぱらって同じ事を2度程言っていそうな宴の様子を、桜達が見ていて、桜達も宴をしている様子を描いている。まさに花見ならぬ人を見ている「人見」という訳だ。サラリーマン達は人数が少ないものの、もう少しで羽目を外しそうな様子だが、そんな様子も桜達は笑顔で楽しんで見ている。これは人間界を「ほほぅ」と見ている第五次元世界のオカ協と共通していますな。「人間界には様々なストレスやアンバランスさ等がある事を私達は知っていますよ。それでも何の区別も無く人間界をいつでも楽しんでサポートしていますよ。」という自然の摂理がよく表れている作品に感じられる。サラリーマンの頭ネクタイの結び方が洒落ているし、こなれている感が生半可ではないので今回の優秀作品にした。(パンダ会長)


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第120回カットコンクール優秀作品「サンタと僕」

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作品名:「サンタと僕」
作者:ホム・ペソト【モルディブ諸島】

 しのび君がグルメツアーでまだ地球から帰ってこないのですね。なので久しぶり中の久しぶりで僕が批評させていただきますよ。まさに僕が批評するに相応しげな作品ですね。ほっぺが赤そうな少年とサンタクロースに見える人物がフィンランドの帽子職人の手によると思われる二人用サンタ帽子を一緒にかぶっている作品ですね。今の地球世界とは季節感はありませんが、とても微笑ましい作品です。しかし、サンタクロースにしては、なんか痩せこけているように見えるのは僕だけかな。もしかしたら、少年の痩せ気味の爺さんがサンタっぽくしているだけかもしれませんね。「一緒に帽子をかぶると温かみも倍になりますよ。」という共有することの醍醐味を伝えている作品ですね。少年が着ている服はフィンランドに行った人から貰ったお土産っぽい。ラップランド地方のシャーマンが描くトナカイのプリントがかわいいので、今回の優秀作品に決まりました。(サンタ)


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第119回カットコンクール優秀作品「デジタルワールド」

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作品名:「デジタルワールド」
作者:カールハインツ・ハルベルト【ドイツ/ベルリン】

 ほほぉ、これは80年代のB級からC級のSF映画を彷彿とさせる作品ですな。設定がさっぱり分からないが、0と1というデジタルな羅列な世界に何やらSFっぽさが半端無いデジタルな青年がいるという様子を描いている。青年の髪型もSFっぽい。その証拠に髪型のギザギザ感が80年代のブリティッシュロック風だ。「やぁ、やぁ」とこちらに向かって挨拶をしている挨拶作品か、「やっとこの世界に着きましたよ。」と報告をしている報告作品のどちらかですな。どちらにせよ、世界を設計している設計者は一体何なのか?という深遠なテーマを軽いステップ感で投げつけている点に注目したい作品。青年の着ている服が更にSFっぽさを増している点が80満点中79点だったので、今回の優秀作品にしたのですよ。(教頭)


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