第75回カットコンクール優秀作品「丼船」
作品名:「丼船」
作者:中村丼一【佐賀県】
これは丼を船にしてどこかへ向かうという夢のあるようであり豪快な作品だ。船乗りの者が丼に海老天や何かの天ぷらを乗せて、航海に出発している様子が伺える。巨大天ぷらをのせている点が、食事には困らないというメリットを一見感じるが、雨が降った場合の事が若干考えられていず詰めが甘いようだが、そこは「天丼のタレも甘いですよ」というしゃれっ気があるようなのでむしろ吉。海老天のシッポの部分に旗を付けるという勇ましさ。十中八九、カモメ達にも天ぷらを食べられるだろうが、そこは船乗りの慈悲。まさかとは思うが、ご飯もしっかりと入っている可能性があるのがしっかりしているので今回の優秀作品にしました。(パンダ会長)
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